「かわいい」が作れるように、「魅力」も作れるのかもしれない
賃貸含め、まだまだ日本の住宅は画一的な間取と様式をとっていて、「かわいいもの」とか「美しいもの」が少ないように感じます。
外国では住まいにDIYを施すことで、付加価値をつけ賃料や売却価格を上げます。
そして、そのような付加価値のついた1点しかないものに人気があります。
これは面白いと思いました。
個人的な感覚ですが、日本では個性的という言葉だけだ少し先に行き過ぎていて、本当の意味でのオンリーワンがまだまだ少ないように感じます。
個性的でありたいと望んでもそれがどのようなものかを自分たちが形にイメージできていないからです。
業者の提案する「個性的な」とか「デザイナーズ」とかの言葉にパッケージされた様式が多くみられます。
以前、キティールームなるものを見ました。TVなどでも取りあげられることもあったかと思います。
その時期以降、地方でも業者がリフォームして提案する「キティールーム」や「ディズニールーム」が生まれました。キャラクターの描かれた壁紙や照明など雰囲気だけ作った部屋です。
いったい誰が住むのかと・・・
結局はコンセプトルームとして使用しておりましたが、貸し出しは通常に戻して契約されました。
最初のキティールームもそこに住む人がキティー大好きでグッズやキャラクター商品を集めて、その集大成が部屋にも作り込まれたその人だけのプライベートルームなんです。
iPhoneの登場でマックユーザーも爆発的に増えたと思います。そして、クラウドが整いノマドも増えました。カフェでマックエアーをドヤ顔で使っている人も増えました。
今までの日本には無かったスタイルですよね。しかし、今は定番になってきています。しかもそれぞれが自分の意志で、自分仕様になっています。
住まいも、もっと自由に自分仕様があってもいいなと感じています。
業者や大家さんが決める提案ではなく、もっと自分たちのスタイルを形作っていきたいです。
ノマドユーザーに合わせてカフェがお店のコンセプトを決めるように、住む人に合わせて、業者や大家が物件の付加価値を上げていく。
別にすべての希望を含んだハイグレードで安いものを作れという話ではありません。例えば、iPhoneはお財布機能もワンセグもありません。
※補うものはあるけどね。
魅力に金額が見合っていればいいんです。
業務用の画一的なクロスばかりの部屋を見て飽きちゃいました。
クロス洗浄の技術も上がり、張替えしなくてもある一定年数は持たせられる時代です。張り替えたところで業務用のクロスなんてたかが知れています。
古い間取り、古い設備、古い状態を維持するのにお金をかけても先は無いです。
同じ値段ならきれいな、美しいものを使いたい。
スティーブ・ジョブスがiPhoneやマックブック開発に持っていたようなこだわりを持ちたい。
古さをおすならビンテージくらいまで突き抜けようぜw
業務用で形作られたお部屋に住むのはもう飽きたよww