管理者Xの検針

その家を、愛そう。

営業は進化するいきもの

 

不動産営業の進化論

仲介をして間もない時のことですが、お客さんの「安いお部屋ないですか?」や「安くていいお部屋ないですか?」と言われる方が多く、当時のは私は『よし!(他の人には無理でも)俺が探してやろう』と意気込んだものです。

 

しかし、結局申し込みを頂くことはできませんでした。

 ・安いのに・・・

 ・お客さんの希望金額以内なのに・・・

 (※ファミリー物件で4万まで)

 ・日当たりもいいのに・・・

 ・居住環境いいのに・・・

 (スーパー近く、駅近く)

 ・オーナーさんも優しいのに・・・

 

のちに知るのです。お客さんの言う「安いお部屋ないですか」は

 ★割安なお部屋ないですか

 ★値段の割にいいお部屋ないですか(ハイグレード物件)

 ★掘り出し物件無いですか

 ★隠し物件無いですか

 ★安くて友達に自慢できるお部屋ないですか

 ★安くてお洒落なお部屋ないですか

 ★新築・築浅物件って安くなりませんか

等々、「安いお部屋ないですか」の言葉(オブラート)に包まれた、それはそれは深い意味が隠されて…いや!込められていることを…

それを、察しなさいよ!と言わんばかりに、空気の読めなかった私は『使えないわね…この営業…』と心で思われ、その方々の作る表情すらも読み切れませんでした。 

読みすぎるのも切ないことがありますが、良くも悪くも面白い業界です。

離職率も高いですが、業界がブラックというわけではありません。

すごく親切な社長さんも知っていますし、歴の長い営業さんもたくさん知っています。

ただ、

油断できない業者さんがいるのも事実、油断できない営業がいるのも事実、油断できないお客さんがいるのも事実なんです。

何が正解で何が間違いかも不透明です。

人間性も経験も人情も優しさも勤勉さも真面目さも・・・全部含めて自分を形作らないと生きていけない世界です。

 

業界が合わないんじゃなくて、その会社が合わなかっただけなんてこともあります。

チームワークを重んじる会社からワンマンで結果を残す会社まで…

 

営業としてその会社で生き残る生存競争に勝利しても、社長が会社としてその地域・エリアでの生存競争に負けてしまえば会社は残りません。

宅建があればまた、どこかで仕事をするだけですが、その会社は自分に合っているとは限りません。会社に合わないからと結果が出なければ、会社での生存競争で淘汰されます。

じゃあ、独立して自分が社長になっちゃおう!・・・

・・・経験も浅く、オーナーとも業者とも繋がりの薄い人なら、よほどのアイデアがない限り自殺行為に等しいです。

 

こんな時に癒してくれるのが妻であり、家族さ!・・・

・・・優しい奥さんも稼ぎが少なくなっているご主人をいつまでも励ましてくれるとは限りません。ご自身のハゲが増してくるかも知れません。

 

書いてて切なくなってきた ( *´Д⊂ グスン… 

 

現実はこんなにひどくないですよ (ゝω・)vキャピ 

想像しておくだけです!! 

予測して行動することは、とても大切ですからね。

 

でも、こんな業界で長く生きている女性は強いですよ!

どんなに可憐に見えても、どんなにカワイク見えても心の中は逞しいです。

しかも強化系なので、どんどん強くなります。

 

この春、新入社員として不動産業界に勤め始めた彼女がいる男性は、これからの彼女を注意深く見守りましょう。

自身のスキルアップは当然必須ですよ。

 

しかし、どんなに経験を積み、察する力量を上げ、対応力を増したとしても女性の心は読み切れません。

一筋縄ではいかないことは案外面白いですよ。

私は物件も好きですが、接客も面白くて好きです。

 

新人さんにアドバイスできる機会があるとするなら、女性のお客さんのニーズにこたえられるようになった時が、一皮むけた時だと思うといいたいですね。