磯野家の間取りから学ぶ、部屋選びのコツ
≪追記有≫
住まい選びには、築年数の新しさや立地など自分のこだわりが強く出ますが、短期間であったり、暮らすという部分にフォーカスすると意外と普段選ばない物件が光って見えたりすることがあります。
物事を見るときに自身のこだわりは重視しても、イメージで検討から除外するような偏見を持たれないように、自分には意外と見えてない部分があるということも意識して部屋探しをすると面白いですよ。
※「間取図を見ることが好き」という人も稀にいますので、そういう方は既にこの試みは消化されているかも知れませんねww
《 磯野家の間取りを見る!! 》
磯野家の間取りは典型的な昭和の香りのする間取です。
実家を思わせたり、おばあちゃんちを連想される方もいるでしょう。
賃貸ならこんな感じw 【※賃料はモデルです。】
【 間取:5DK 平屋、庭付き、ペット可(猫)、P無 】
・敷金:3ヶ月、礼金:1ヶ月 ※畳襖の表替えは応相談
・賃料:68,000円 ※交渉により58,000円迄可能かもしれないww
(トイレが水洗でなさそうなので)
・汲み取り費用は入居者負担
(トイレが浄化槽の場合)
・浄化槽のメンテナンス費用は入居者負担
(庭の維持について)
・植栽については、原状回復の必要なし。※盆栽枯れてもOK
間取を見ていこう(*´ω`*)
「女性には嬉しい動線が確保されている。」
キッチン、洗面、浴室との動きが一つに集約されている。
勝手口があるのも便利!
「縁側が広くとられているので採光が抜群に良い。」
・上記間取では分かりにくいが、庭が南に位置しており、襖をすべて開ければ、風通しも抜群に良いのです。(以下も参照)
・物干しに向かう部屋に波平・舟の部屋がある。舟は日中ここにいるため、洗濯物を取り込んだ後のたたむ作業をここで行うことができる。
「サザエ・マスオの部屋」
通りに面した、玄関寄りの部屋。ここは分譲マンションでいうところの北側の寝室に当たる部分。婿に来たマスオさんが選ぶとするならここ以外に考えられない。
≪追記≫
narwhalさんにご指摘いただいて、初めて知ったのですが…マスオさん婿ではないですね!!
マスオさんとは婿養子の代名詞のように思っていましたが、磯野家ではマスオさんもタラちゃんもサザエさんも『フグ田』です。2世帯住宅だったのですね。
勘違いがありまして失礼いたしました。
※思いのほか、住宅関係ではサザエさんが取り扱われてる(モデルにしている)ケースが多くて面白かったです。
「各部屋について」
全ての部屋が和室で戸襖で仕切られているため、子供の成長を見守るには最適。
成長や家族数の変更にもある程度、適応可能。
※但し、子供たちが成長し、思春期を迎えるころには別の手立てが必要。
各家族は当たり前となり、大家族で暮らすことやおじいちゃん・おばあちゃんと暮らすことは少なくなりました。
ライフスタイルの変化については、別に過去がどうだとか現在がどうだとか、あまり意見はありませんが、物件としてこのような借家もしくは古民家などたくさんあります。
物件として選ばれにくいものですが、少し見方を変えて捉えてみるとまだまだ現役で使い勝手の良いお部屋だったりするんです。
広いお部屋でも少ない人数で広く使うことや、物件が対応可能であれば、リフォームしながら使える間取として提案したいですね。
「そのまま使う」 ⇔ 「リフォームして使う」
建物は使われてこそ長持ちします。住む人のいない建物は劣化のスピードが尋常ではないのです。
いろんな選択をしてでも、多くの人に使ってもらえる物件・お部屋が増えれば嬉しいですね。
※この記事を書いているときに、以下のサイトも見つけました。
「サザエさんは愉快だな」としみじみ感じましたww