春から一人暮らしの予定だが、年内に契約を決めたほうがよいと勧められた
最近、Yahoo!不動産をよく覗きに行く。
ユーザーの声を拾う場として、すごく興味深い。
意外と不動産会社で働いているときには、その現場が声を拾う場だと思っていたので外に目を向けなかったが、意外と友達にならアドバイスしていたような疑問が書き込まれてあって面白い。また、アドバイスの答えも業者さんとかでなくて実際同じことを体験した人が答えてあったりと反応が伺えるところも面白い。
各地域の慣習みたいな部分も含まれているときなどは、こちらもなるほどと思うことがあってほんと面白い(※物件マニアだけが面白いと感じるマゾポイントです)
札幌で学生会館に入居しています。来年4月から一人暮らしの予定です。 不動産屋に聞いたところ、11月の今のうちに物件を探し、契約を決めたほうがよいと勧められました。
こういうのは早い者勝ち。いい物件からどんどん売れていく。一番人が動くのは3月だけど、3月いっぱいまで契約している人がほとんどだから、室内を見学することもできずに決めるしかなくなる。と言います。「札幌はそういう土地柄だから」とも。
これって本当でしょうか?
ちなみに「スライド契約だから、今契約しても3月まで家賃はかからないよ。」とも言われました。美味しい話のようですが、デメリットってないのでしょうか?
親は慌てないで人が動く時期に探したほうがいいと言います。
札幌での大学生の部屋探し、4月から入居の場合、いつから探すのが最適ですか?
あと、「4月入居でも3月からの契約になるからね」とも言われました。入居してなくても1か月前の家賃を払うってことですよね?これも当たり前のことですか?
何となく煽られているのかなぁと感じる人もいると思うが、これは特に正解というものがない。
ただ、判断としてどちらが自分にとって有利かということで判断しないといけないけど、それがよく分からないという人がほとんどだと思う。
※だから、不動産会社へ相談に行ってこういわれたんだろうが!!
メリット・デメリットの前に一つ上記の
「こういうのは早い者勝ち。いい物件からどんどん売れていく。」
これについて、知っておいてもらいたい。
これはまったく気にしなくてよい。
自分が住みたいマンションが決まっている場合や新築マンションの場合は空いていればすぐに押さえないといけないが、それ以外でいい物件を押さえたいと考えている場合は、探して見つかった時が押さえ時なのである。
例えば、家電製品の買い時と同じである。次から次へと新しくまた割安なもの、サービスされたものがどんどん登場する。パソコンも富士通やソニーなど既製品は次々新シリーズが投入される。
買いたいときが買い時、賃貸も住む時期から逆算して必要な時期が探し時なのである。
それを踏まえて知っておいたほうがよいことを書いてみる。
それでは見てみよー!(*´ω`*)
一番人が動くのは3月だけど、3月いっぱいまで契約している人がほとんどだから、室内を見学することもできずに決めるしかなくなる。と言います。「札幌はそういう土地柄だから」とも。
札幌の人怒るんじゃないかな・・・、地域の慣習はあれども室内を見ずに決めてと強制されることはない。お客さん自身が内覧の時間が取れなくてネットや資料だけで決めることもあるけど、不動産会社は可能な限りリスクがある旨の説明をすると思う。
※だって、出窓が意外と小さいとか、DKに奥行なくて冷蔵庫置いたら俺、動けねぇ…とかありえますからね。
あと、確かに3月は入退去が多くて、内覧と引越しの日程に余裕がなくなることは事実だね。でも、裏を返せば移動する人は次のところで新生活があるわけで、そんな人は3月の上旬や中旬には出ちゃうんだよね。ということは3月いっぱいまでいる人の方が少なかったりする。
ちなみに「スライド契約だから、今契約しても3月まで家賃はかからないよ。」とも言われました。美味しい話のようですが、デメリットってないのでしょうか?
これはフリーレントとかお客さんを囲うための話だね。
お客さんのメリットは、契約しておくことで部屋の確保が済んでいる状態。しかも賃料は発生していないので、余分な費用も掛からないというもの。
オーナーのメリットは、早いうちに入居者の確保ができるというもの。実際に住むわけではないので家賃が発生していなくてもあまり問題ではない。
デメリットは?
これは不動産会社だけがデメリットを感じる・・・
だって、契約しないと・・・仲介手数料もらえないじゃん!!!( ゚Д゚)
札幌での大学生の部屋探し、4月から入居の場合、いつから探すのが最適ですか?
あと、「4月入居でも3月からの契約になるからね」とも言われました。入居してなくても1か月前の家賃を払うってことですよね?これも当たり前のことですか?
スライド契約のくだりから、じゃあ早めの契約って不動産会社の都合だけかと言われればそうではないんです。フリーレントの設定や契約をどのタイミングで行うかということは、ほんとはとってもデリケートなんです。
契約する人がとても普通の方なら問題にはならないのですが、人間とは欲が出てきてしまうのです。
借りるほうとしても、後でいい物件が出た時に・・・
「そういえば部屋押さえてるけど、契約してないしな。こっちに変えるか。」
とか、
「アイツも〇〇にしたって言ってたなぁ。俺もあそこにしたいなぁ」
とかってサラッと変更する人が多いのです。
オーナーと業者はたまったもんではありません。その人のために条件を融通して、他のお客さんも断って、なのに、なのに、なのに・・・ ・・・
っていうお話はよくある話。
だから、双方が落としどころをつけるんです。
この場合、『4月の入居でも3月からの契約になるからね』1か月前に契約がスタートします。
元々お客さんは11月に部屋探しをしてますから3ヶ月位はフリーでそのお部屋を確保しております。契約日を1か月前にすることで鍵渡しもそこで行い、賃料をスタートさせる。万一、解約になってもいただいた1ヶ月と違約金1ヶ月がオーナーに残ります。
※賃貸は通常1年未満の解約の場合、賃料の1ヶ月が違約金として請求されます。
また、お客さんにとっても3月から賃料発生する場合、少なからず荷物を先に運び込もうとするわけですから、引越し業者に頼む場合、2月に大物家電は運ぶかもしれません。この場合は3月よりも若干安いわけですから、大きな不利益とはいえないかもしれません。
他にも、契約日を先にして家賃発生を遅らせる場合をとってお客さんを囲うこともあると思います。※業者さんもオーナーもこの時期は必死ですからね。
じゃあ最終的にいつから探すのが最適なんだよ!って話
以下を知っておいて、自分のスケジュールに合わせるのがベストですね。
- 引越し時期が決まってるなら、逆算して自分が動ける時でよい。
- 3月は内覧・引越し共にタイムスケジュールがタイトになる。
- フリーレントや契約日については悪徳業者でない限り、優遇されている。
- 探している時にに市場に出ているお部屋で自分の気に入るお部屋を探すこと。
- マメにネットをチェックする。
- 業者へ訪問するときには退去予告が入っているお部屋を聞いてみる。
※退去予告の入ったお部屋は〇〇日に空きになるのが決まっているお部屋。これはネットに出る時期がその会社のパソコンや営業の更新による場合があるので2月、3月は遅れがちになる場合もある。